Shopifyって売れないのか?原因や対策方法を解説

Shopifyで売れない原因や対策方法を解説

誰でもネットショップを開設できるようになりましたが、「売れない」という大きな課題を抱えているネットショップも少なくありません。

また、インターネットで検索してみると「Shopify 売れない」のように、ネットショップを名指しして売れない原因を探している方も多いように感じます。

しかし、ネットショップで売れない原因はサービスにあるわけではなく、マーケティング手法に問題があることがほとんどです。

とはいえ、なぜネットショップで商品が売れないのか、原因や対策方法が分からないという方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、Shopifyで商品が売れない原因と対策方法について詳しく解説します。

Shopifyでの利益を最大化するために原因解析と対策をしたいという場合は、ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

Shopifyって売れないのか?結論:売れます

結論から申し上げますと、Shopifyでネットショップを開設したことが売れない原因になることはありません。

日本国内で提供されているネットショップには、Shopify以外にもBASE(ベイス)やSTORES(ストアーズ)など、さまざまなサービスがありますが、根本的な仕組みは同様となるため、売れない原因を理解しないことないことにはネットショップで売上を拡大することはできないのです。

つまり、Shopifyで商品が売れないからといって、他のネットショップを利用したとしても、同様に商品は売れないため、根本的な原因から見直す必要があります。

また、Shopifyはネットショップの中でも商品が売れやすい機能が揃っているため、Shopifyで売れないのであれば他のネットショップでも売れないと考えることが無難でしょう。

ECサイトで利益が発生する仕組み

ネットショップにおける「売上」は、「アクセス数」と「購入率(CVR)」、「平均客単価」によって決められます。

そのため、「売上=アクセス数×購入率×平均客単価」という式が成立し、この式をもとにしたマーケティング施策が必要となります。

アクセス数は集客に対する施策が必要となり、購入率(CVR)は購入してもらうためのストア設計、平均客単価はアップセルやクロスセルなどをしてもらう施策です。

このように、ECサイトはアクセス数・購入率・平均客単価という大きな軸があるため、まずはこの軸に沿ったマーケティング施策が欠かせません。

Shopifyで商品が売れない原因とは?

Shopifyで商品が売れない主な原因は以下の通りです。

  • 集客できていない
  • ページ表示速度が遅い
  • 購入しにくいサイト構成になっている
  • リピーターを獲得できていない
  • 商品が魅力的でない
  • カゴ落ちしやすい商品が多い

それぞれの原因について、以下で詳しく解説します。

1. 集客できていない

Shopifyでは集客ができていないと、どんなに優れた商品を販売したとしても売上を確保することはできません。

アクセス数の推移については、Shopifyにデフォルトで搭載されているストア分析やGoogleアナリティクスから確認することができます。

とくに開設したばかりのShopifyストアで売れないと感じる場合、集客ができていないことが主な原因となるため、まずはどれくらい集客できているのかを確認するとともに、効果的な集客ができるような施策を打ち出す必要があります。

2. ページ表示速度が遅い

ストアのページ表示速度は売上に直結する場合が多く、ページ表示速度が遅いと見込み顧客が商品を確認する前にストアから離脱してしまうことも珍しくありません。

Googleが行った調査によると、ページ表示速度が1秒から3秒になると直帰率が32%増加、6秒になると106%増加、10秒まで遅くなると123%増加すると言われています。
(参照:Think with Google「Find out how you stack up to new industry benchmarks for mobile page speed」)

ページ表示速度はさまざまな要因が考えられますが、主な原因としては拡張機能である「Shopifyアプリ」の導入のしすぎや、ストアに表示する画像の容量が大きいことなどが挙げられます。

アプリの導入は必要最低限に収めることとともに、ストアで使用する画像は「iLoveIMG」や「あっしゅくま」などの画像圧縮ツールで圧縮してから使用することで改善することができます。

3. 購入しにくいサイト構成になっている

ネットショップでは、実店舗のように接客できる店員や実物を手にとって判断することができないため、購入に必要な情報が手に入りにくい場合は購買しない選択肢を取るユーザーも多いです。

そのため、顧客が”欲しい”と思ったとき必要な行動や情報入手ができるようにサイト設計をする必要があります。

たとえば、Web広告で欲しい商品を見つけてネットショップに訪問したユーザーが、欲しい商品をすぐに見つけられない場合、商品の購入率は大きく下がってしまいます。

また、商品の購入に重要な、分かりやすい商品説明や商品写真、レビューなどが不足している場合においても購入率は下がってしまいます。

このように、UX(ユーザーエクスペリエンス)が損なわれるようなストア設計になっている場合、購買意欲を削いでしまう可能性があるため注意が必要です。

4. リピーターを獲得できていない

ネットショップの客層を大きく分けると「新規顧客」と「リピーター」となりますが、安定した売上を確保し続けるためにはリピーターの獲得は必須です。

というのも、新規顧客の数は予想しにくく、大きく増加する月もあれば、大きく減少する月もありますが、リピーターに関しては一定期間で再度購入してくれる可能性が高いからです。

そのため、新規顧客の獲得だけではなく、リピーターを獲得するための施策を打ち出すことも非常に大切になります。

リピーターを獲得できているかどうかは、ストア分析機能で確認することが可能です。

5. 商品が魅力的でない

前提として、魅力的な商品を販売していないと商品を販売することはできません。

たとえば、競合商品に比べて著しく品質が劣っていることや、価格設定が高い、送料が高額、需要がない、トレンドの過ぎた商品などのように、顧客が魅力的に感じることのできない商品は購入されないことが多いです。

ストアに訪問ユーザーが担保できているのにも関わらず、購入率が低いのであれば商品を見直してみるのもいいでしょう。

6. カゴ落ちしやすい商品が多い

「カゴ落ち」とは、商品をカートに入れたにも関わらず購入されなかった商品のことを指しますが、カゴ落ちが多い場合は商品以外に問題があることが多いです。

例えば、商品を欲しいと思ってカートに追加したものの、送料が思ったより高いと思われてしまい、そのまま購入せずに離脱するという流れです。

カゴ落ちの主な原因は、購入時に送料や手数料が知らされるということや、いつも使っている決済手段が使えないなどになります。

Shopifyについては決済手段は豊富なので問題ありませんが、送料や手数料については分かりやすく明記しておくことが大切です。

Shopifyで商品が売れないときの対策方法

Shopifyで商品が売れないときの対策方法は以下の通りです。

  • Web広告・SNS広告を活用する
  • SEO対策を行う
  • SNS運用を行う
  • 見やすいストア設計に改善する
  • カゴ落ち対策を行う
  • 競合の分析を行う
  • 商品レビューを導入する
  • リピーター獲得の施策を行う

それぞれの対策方法について、以下で詳しく解説します。

1. Web広告・SNS広告を活用する

Web広告やSNS広告では、細かいターゲティングをすることができるため、短期的な集客に大きな効果があります。

ネットショップで課題となりやすい集客の部分は広告を出稿することで改善しやすいです。

Web広告やSNS広告は費用に応じて出稿期間や内容を変更することもできるため、活用しやすいのも嬉しいポイントです。

2. SEO対策を行う

SEO対策とは、GoogleやYahoo!といった検索エンジンで上位表示を目指すための施策です。

検索エンジンで上位表示することで、不特定多数のユーザーを集客できるため、大きな集客効果が期待できます。

Shopifyのブログ機能や、WordPressのブログなどでSEO対策を行うことも集客の施策のひとつとして効果的です。

3. SNS運用を行う

ShopifyはさまざまなSNSと連携できるため、SNS運用は欠かせない施策のひとつです。

Shopifyアプリを活用することでショップと簡単に連携することができます。

たとえば、「Instafeed – Instagramフィード連携アプリ」というアプリを活用することで、Shopifyで販売している商品をInstagramの投稿に商品タグとしてタグ付けできるなど、効果的な施策を打ち出すことが可能です。

このように、ShopifyはSNSとの相性が非常にいいため、連携は必須と言えるでしょう。

4. 見やすいストア設計に改善する

Shopifyにはさまざまなテーマやテンプレートが用意されているため、見やすいストア設計にすることは比較的簡単です。

しかし、商品紹介や送料などについては明確かつ簡潔に伝えたい内容を記載することが必要ですし、商品画像については高画質かつシンプルなものを使用するようにすることで、より見やすいストア設計をすることができます。

5. カゴ落ち対策を行う

カゴ落ちしている商品は、顧客が一度は”欲しい”と思った商品となるため、購入ページや情報入力、送料、支払い方法を改善するだけで売上アップが期待できます。

商品の購入に関する入力情報が多い場合は、顧客が自分のSNSと連携してログインできる「One Click Social Login」を導入することでアカウント作成の手間を省くことができます。

このように、アプリを導入することでも解決できる部分もあるため、どこが分かりにくいのかをまずは明確にしてみましょう。

6. 競合の分析を行う

よほどのブルーオーシャンでなければ競合ネットショップは存在するため、競合の中でも売れているネットショップの分析は非常に重要です。

競合ストアの商品説明や売れ筋商品、マーケティング手法などを分析して、自身のストアにも生かせるようにしましょう。

7. 商品レビューを導入する

ECサイトでは商品購入者からのレビューが購入するきっかけになることも少なくないため、レビュー機能を導入することは重要です。

もともとレビュー機能が備わっていますが、「Judge.me Product Reviews」などのアプリを導入することで画像や動画つきのレビューを投稿できるようになるため、より信ぴょう性の高いレビューを集めることができます。

8. リピーター獲得の施策を行う

先ほどもお伝えしたとおり、ネットショップで安定した収益を出し続けるためにはリピーターの獲得は欠かせません。

Shopifyではリピーターを獲得する機能が備わっており、クーポン配布やポイント付与、メルマガ配信、LINE公式アカウントとの連携などによって、既存顧客にアプローチすることができます。

また、リピーター獲得には顧客満足度は欠かせないため、迅速な発送や丁寧な梱包、円滑なコミュニケーションなど、顧客が不安に感じる可能性もある部分を取り除くことも大切です。

このように、Shopifyではリピーター獲得にさまざまな施策を打ち出すことができるため、力を入れることがおすすめです。

まとめ

本記事では、Shopifyで商品が売れない原因と対策方法について詳しく解説しました。

Shopifyを利用していることが売れない原因になることはありませんが、Shopifyで売れない原因はさまざまです。

とはいえ、Shopifyはネットショップの中でもアプリやテンプレート、分析機能が充実していることもあり、しっかりと商品が売れない原因を追求することができれば、アプリや既存の機能を利用して解決することができます。

そのため、まず”なぜ売れないのか”というストアの課題や問題点を洗い出す作業をすると対策をスムーズに行うことができるでしょう。

ぜひ本記事を参考にして、Shopifyで売れるストアを構築して利益を最大化してみてください。

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